スイング理論

ハンドファーストなインパクトをマスターするためのコツ【たった2つのポイントでOK】

  • アーリーリリースがどうしても治らない
  • ハンドファーストの感覚が分からない
  • ボールを前にすると、タメやコックを保てない

こういった悩みを抱えているアマチュアゴルファーの方は多いと思います。

ゴルフけん

ボクも全然治りません……

プロはあんなに簡単にやっているのに、いくら練習しても全く治らず、それどころか場合によっては悪化することさえあります。

管理人の私自身、自分がハンドファーストに打てていないと気付いてから約5年にわたって、酷いアーリーリリースやアーリーエクステンションに苦しみ続けました。

しかし、今はどうにかアマチュアなりのハンドファーストで打てています。

NK

まずは私のビフォーアフターをご覧ください

[BEFORE]

[AFTER]

ビフォーの動画は、

  • アーリーリリース
  • アーリーエクステンション
  • ハンドレイト

の三重苦で、正直あまり見たいものではありませんが、あえて公開させていただきます。

NK

このように、ハンドレイトなインパクトのアマゴルファーは本当に多いです!

自分が「アーリーリリース」だと気付いた日から、私は我流で必死にスイングを改造しようとしました。

  • 休日の度に1日何百球という打ち込み
  • 家での素振り
  • 練習器具を買ってきて矯正
  • DVDや書籍の購入

など、とにかく自分で思いつく限りのことは試しました。

が、状況はむしろ悪化するばかり。

かつてのNK

(もうゴルフなんて辞めよう、ハンドファーストは諦めよう……)

そう思ったことも一度や二度ではありません。

しかしこの、5年間一向に治らなかったアーリーリリース

ある手法を採用してからわずか3ヶ月で、先ほどの動画のレベルまで改善されたのです。

その手法とはズバリ、

  1. 正しいスイングを理解し、
  2. 自分のフォームを分析し、
  3. 数多くのプロと比較する

というものです。

これさえできれば、誰でもハンドファーストで打つことができます。

この記事では、その具体的な方法に迫ります!

ゴルフけん

ボクもハンドファーストで打てるでしょうか?

NK

うん、絶対習得できるよ!
一緒に頑張っていこう!

ハンドファーストなインパクトに必要な【2つのポイント】

いきなりですが、結論から入ります。

ハンドファーストなインパクトに必要なたった2つのポイントは次の通りです。

  1. インパクト時の頭の位置が、アドレス時と比べ十分下にある
  2. インパクトの瞬間、後方視点でお尻が2つともしっかり見えている
NK

これが全てです

たったこれだけのことができれば、ハンドファーストに打つことができます。

というより、この2点を守るとハンドファーストにしか打てないのです。

なぜそうなるのか、という説明は一旦置いておき、ここでは実際にプロがこの2つを守って打っているという事実を確認しましょう。

タイガーウッズ(アイアン)
via https://www.youtube.com/watch?v=i7g53q8XMb4

ローリーマキロイ(ドライバー)
via https://www.youtube.com/watch?v=wIiLM8ufWVI

ダスティンジョンソン(フェアウェイウッド)
via https://www.youtube.com/watch?v=DWAb1WEXfyk&t=1s

ゴルフけん

おお、本当だ……

この3人、フォームはまるで違いますが「頭が下がって、お尻が見えている」という点だけは完全に共通です。

そしてご覧の通り、アイアンでもドライバーでもウッドでも共通なのです。

NK

もう一度確認しましょう!
以下の2点です

  1. インパクト時の頭の位置が、アドレス時と比べ十分下にある
  2. インパクトの瞬間、後方視点でお尻が2つともしっかり見えている
ゴルフけん

あれ、でもこの2点って、ゴルフでよく言われるアドバイスと違くないですか?

NK

そうだね、有名なアドバイスでこんなのがあるけど……

【よくある間違ったレッスン】

  • スイング中に体は開くな
  • 頭の位置は変えないでスイングしろ
ゴルフけん

え、このへんのレッスン、全部信じてました……

NK

残念ながら、画像で確認した通り、そのレッスンは間違ってると言わざるを得ないね

ゴルフのレッスンは、そのほとんどが「プロ」によるものです。

プロのアドバイスを鵜呑みにしてはいけません。

プロゴルファーやレッスンプロは、我々アマチュアとは180°違う感覚を持ってプレーしています。

先ほどの「体は開くな」「頭は動かすな」というアドバイスは「プロ用」のアドバイスなのです。

このアドバイスを鵜呑みにしてしまった、哀れなアマチュアゴルファーの末路が次の画像です。

  • 頭の高さは変わっていません
  • そして体を開かずに正面でボールを捉えています
ゴルフけん

なんというか、変なフォームですね……

NK

何を隠そう、かつての僕のフォームなんだよね

まるで「アドレスの再現」のようなインパクトですが、これも間違った教えです。

先ほどのダスティンジョソンと比較すれば、違いは一目瞭然ですね。

ハンドファーストに必要な【2つのポイント】を習得するには

  1. インパクト時の頭の位置が、アドレス時と比べ十分下にある
  2. インパクトの瞬間、後方視点でお尻が2つともしっかり見えている

あらためてですが、アーリーリリース撲滅のためには、上記の2点を守ることが大切です。

しかし、実際にボールを打ってみると分かりますが、この2点を守るのはきわめて難しいです。

では、どのようにすれば、この2つのポイントを習得できるのでしょうか。

NK

ここからは、この2点を習得するための2ステップをお伝えしていきます

ステップ① ハンドファーストが難しい理由を知る

とにかく、どれだけレッスン書を読んでも全く治らないのがアーリーリリースです。

この記事を読んでくださっているあなたも、もしかしたら数多くのアドバイスを聞いてきて、すでに人並み以上の知識を習得しているかもしれません。

そして、場合によっては、子供の頃に野球やテニス、バドミントンなどの道具を使うスポーツをやってきた人も多いことでしょう。

しかし、なぜかダウンブローに打てない

ゴルフけん

なぜなんでしょうか、
治る気配もありません……

にもかかわらず、少しYouTubeで調べれば、普通の子供がいとも簡単にハンドファーストで打っているという現実があります。

映像に出てくるのは、子供も子供、小学校低学年と思われる子もいます。

NK

そんな彼ら(彼女ら)はあっさりとハンドファーストで打っています

なぜ子供にできて、我々大人にはハンドファーストなインパクトができないのでしょうか。

この理由を掘り下げて考えていきましょう。

「運動能力が高い」とハンドファーストで打てない

ハンドファーストで打つために必要な【2つのポイント】ですが、簡単に言い換えると、「ダウンスイングで頭を下げながら打つ」「腰をしっかりターンさせながら打つ」となります。

この、

  • 頭を下げながら打つ
  • 腰をターンしながら打つ

という【2つの動き】は、残念なことに運動能力が低い人の方が習得しやすいです。

具体的には、

  • コーディネーションが低い人(体を器用に動かせない人)
  • パワーがない人

が習得に向いています。

語弊を恐れず言えば、運動能力が低い方がハンドファーストで打てる、ということです。

ゴルフけん

え、運動能力が「低い」方がハンドファーストで打てるんですか?

もちろん完璧にセンスのある人は、簡単にハンドファーストで打てます。

しかし、我々のような「なまじ運動神経に自信があるアマチュア」は、ハンドファーストから一番遠いところにいるのです。

なので、安心してください。

もしあなたがハンドファーストで打てなくて悩んでいるのなら、その原因はあなたにセンスがないからではありません。

NK

あなたの「運動神経が良いから」なんです

実は、本当に初めてクラブを握ったとき、(正しい形かどうかは置いておいて、 少なくとも見た目上は)多くの人はハンドファーストに打てています

私自身、社会人1年目にゴルフを始めたときの動画が残っていますが、本当に初めての時は、スイングはメチャクチャですが、一応ハンドファーストになっていました。

しかし、そのわずか3週間後の動画では、見事にアーリーリリースが発症しているのです。

ゴルフけん

な、なぜ……?

NK

その理由こそ、僕たちの「運動能力の高さ」にあるんだ

我々大人のゴルファーは、まず当てる(真っすぐ飛ばす)ことが最優先になります。

そうしないとコースデビューに間に合わないからです。

そして最速で真っすぐ飛ばすために最も効率的な打ち方が、皮肉なことに「なるべく体を回転させず、アーリーリリースで打つこと」なのです。

ゴルフけん

た、確かに「まず当てる」だけなら、体を止めて打った方が早そう……

しかしご存じの通り、このスイングはバイオメカニクス的には間違っています。

なので、

  • ボールに当てられるだけの空間認識能力
  • 手先でミートできるだけのコーディネーション(体を動かす能力)

が高くないと、打つことはできません。

さらに、「回転しない&アーリーリリース」の打ち方では、パワーがないとボールが飛びません。

NK

このため、子供や女性は、この打ち方を無意識下で選択しないようにできています

逆に言うと成人男性は、なまじ運動能力が高いがゆえ、この間違った選択をしてしまうのです。

ステップ② 「理詰め」でスイングを修正する

このように、中途半端に運動能力のある人が感覚に従って好き勝手スイングをしていくと、アーリーリリースで打つことになります。

これが、多くのアマチュアゴルファーがハンドファーストで打てない根源的理由です。

ゴルフけん

では、どうすれば良いのでしょうか?

NK

自分の感覚を頼ってはいけないということは……

そうです、感覚の逆の「理論」に頼るしかありません。

そのために私が考えたのが、冒頭にも出てきた、

  1. 正しいスイングを理解し、
  2. 自分のフォームを分析し、
  3. 数多くのプロと比較する

という考え方です。

そして、今回の記事で「正しいスイングを理解し、」の部分はひとまずクリアです。

  1. インパクト時の頭の位置が、アドレス時と比べ十分下にある
  2. インパクトの瞬間、後方視点でお尻が2つともしっかり見えている
NK

↑この【2つのポイント】という「正しいスイング」を理解したはずです

なので、次にオススメしたいのは、自分のスイングをスローカメラで撮影することです。

これをすることで、

  • 自分の頭はしっかり下がっているのか
  • 自分の腰はどれくらい回っているのか

といったことが確認できます。

昔はゴルフ用のスローカメラが必要でしたが、今ではスマホのスローカメラで十分です。

NK

便利な時代になりました

ゴルフけん

よーし、友達にアイフォンで撮影してもらうぞー!

このように、面倒ではありますが、自分のスイングを徹底的に解明していく、できてない動きを潰していく、という作業が上達には必須です。

この理詰めのスイング修正というものが、我々アマゴルファーがハンドファーストを習得するための唯一の手段なのです。

そして当サイトでは、スイング修正に役立つ記事を徹底的に執筆していきます。

ぜひご覧になっていただければと思います。

NK

自力でハンドファーストで打てるようになったアマチュアとして、自分の経験と喜びを多くの方に届けられれば、と思っています

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