ゴルフウェアって、なんかしっくりこないんだよな~
そう思うのも無理ないよ
ゴルフコーデは意外と難しいから
私服とは違う感覚が必要なゴルフウェア選び。
特に違うポイントを挙げると、
- 普段のコーデは、黒をベースになるべくシンプルに抑える
- ゴルフコーデは、白をベースになるべくカラフルに仕上げる
というところになります。
早くも結論!?
いきなり結論が出つつ、今回の記事では、
- ゴルフ場にピッタリな色
- 正しい色の合わせ方
- 配色の注意点
などなど、深堀りして見ていきたいと思います。
ゴルフ場で最も映える色は○○!
いきなりですが、以下の質問にお考えください。
ずばり、ゴルフ場で一番目につく色はなんでしょうか?
そうですね、「緑」です。当たり前です。笑
なので、ゴルフ場で着るべき服の色は
「緑の中に置くと、とにかく目立つ色」
ということになります。
ゴルフ場という大自然の中において、まず必要なのは、とにかく「カジュアル・カラフル・目立つ」という発想です。
理由については、以下の記事が参考になります。
「緑の中に置くと目立つ色」とは何色でしょうか?
その色を探すときに参考になるのが、色相環(しきそうかん)というものです。
この円上で逆側に位置する色(例えば「赤」に対しての「水色」)を「補色・反対色」と言い、一緒に並べると、大変に目立ちます。
つまり、とにかく目立ちたいなら「補色・反対色」を使う、というのがひとつオススメということになります。
でも、補色だと悪目立ちするんじゃ……
お、良い着眼点だね
確かに、補色や反対色は「同じサイズ感」で並立させると悪目立ちします。
(水色と赤がそれぞれ主張し合って、目が痛い……)
しかし、広大なゴルフ場に対して、自分は「ワンポイント」に過ぎません。
そう考えると、補色・反対色の関係は積極的に使っていくべきです。
お、これだと水色の中で赤が、良い感じに目立ってる!
補色・反対色の関係を無意識に使えているのが、女性ゴルファーです。
女性のファッションセンス、恐るべしです
ゴルフ場における反対色は何色でしょうか。色相環をもとに考えると、
答えのひとつは「ピンク」ということになります。
そして、このピンクを最大限上手く使えているのが、女性ゴルファーなのです。
この着こなし、街中でやったらちょっと浮きそうですが、ゴルフ場だとものすごく映えます。
ゴルフ場マジック恐るべし……!
「いやいや、それは可愛い女性だから似合うのであって……」と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、もちろんそんなことはなく、男性でも十分応用可能です。
おお、これはこれで渋カッコイイね!
食わず嫌いをせず、ぜひ一度着てもらいたい色だね
もちろん、それでも「いや、ピンクはどうしても……」という方もいらっしゃるでしょう。
もちろん、そういう方は無理して着る必要はありません。
しかし、いつもの
- 全身モノトーン
- 無難なポロシャツと無難なチノパン
- とにかく地味めな配色
というのは、避けてください。
こちらはオリエンタルラジオの藤森さん。
格好としては非常にオシャレで、このテイストで行くなら、これはこれで全然アリですが、ゴルフ場負けはしてます……。
確かに、ちょっと地味かな~
私服なら、全然カッコいいんだけどね
さて、ゴルフウェアには派手な色が必要ということがお分かりいただけたと思います。
では、ピンク以外だと、どんな色が適しているのでしょうか。
実は、派手な色・柄なら(ほぼ)どんな色・柄でも良い
確かに、ゴルフ場で一番目立つのはピンクです。
しかし、他の色でも十分目立ちますし「カジュアル」を実現できます。
これはもう具体的に見てもらった方が早いですね。
チェックからドットから、オレンジからブルーから、多種多様な派手ファッションを並べましたが、どれもこれもゴルフ場と完璧にマッチしています。
もしかしたら寄りで見ている分、少しうるさく感じるかもしれませんが、この周りに延々と緑が広がっていることを想像すれば、違和感も減ると思います。
石川選手の青パンツも、街中で普段使いしていたらちょっと嫌ですが(笑)、ゴルフ場との相性はばっちりです。
確かに、私服ではやらないけど、ゴルフウェアなら全然アリだ!
ということで、「とにかく派手な服を着ておけばOK」というここまでの主張ですが、
なるほど、とにかく派手が良いのね
じゃあ、全身ピンクを使いまくって……
と、間違って上下ともピンクにすると、
こうなります。笑
ピンクに限らず、上下全く同じ色というのは、かなり難易度が高いです。
上では、オシャレに着こなしていた石川遼プロ&リッキーファウラーも、これはさすがに厳しい(プロゴルファーなら良いんですが……)。
何がいけなかったのか。
そりゃ、全身同じ色はそもそも無理があるでしょ……
と言ってしまうとそれまでなので、一度しっかり考えてみましょう。
普段着のコーディネートにおいて大切なのは、
- キレイめとカジュアルのバランス(キレイめ寄りが良い)
- ただしキレイ過ぎてもダメ
という観点です。
これと同じように、ゴルフ場では派手に越したことはないと言いながらも「限度」があります。
ゴルフウェアでオシャレに見せるには、
- 色は思いっきり派手なものを使う
- ただし、上下とも派手色はNG(カジュアルすぎる)
- シルエットはキレイめ
といったバランスが求められます。
私服であれば、バランサーの役割を果たすのは「黒」のアイテムになります。
黒いアイテムがドレスとカジュアルのバランスを絶妙にとってくれるのです。
しかし、普段なら万能な黒はゴルフ場では使えません(重すぎる!)。
そこで、代わりになる万能選手が「白」となります。
あまりに便利なので、ゴルフウェア界のユーティリティと言っても良いかもしれません(?)
ちょっと何言ってるか分かんないです
実はここまで登場していただいたオシャレゴルファーの皆様。
見直してもらえれば分かりますが、全員、上下どちらかは「白」が基調になっています。
「白+派手」はそれほど万能なのです。
- 「白+派手色」 とにかくこれに尽きる!!
ということで、基本的には「白+派手」を守っていただければ問題ありません。
ここからは逆に【やってはいけないこと】を見ていきましょう。
やりがちなNG例は3つあります。
NG例① 「白+地味」はダメ
白が万能なんだったら、白をベースにあとは適当に選ぼっと!
派手なのはやっぱり怖いから、大人しめなやつで……
と無難な発想をすると、逆に上手くいきません。
こちらの「黒ポロ+白ショーパン」なんかは私も私服ではよくやりますが、ゴルフウェアとしてはやはり「弱い」です。
NG例② 「派手+派手」もダメ
林家ペーパーの例でも見ましたが、「派手+派手」は難しいです。
これは同じ色に限らず、「派手色+別色」でも同じです。
さすがにカジュアル要素が強すぎるので、上手くコントロールできないとゴチャつきます
しかし、次のような上級者であれば、「色+色」でも見事にまとめることができます。
こちらなんかは、黄色とピンクを相当バランスよく配置しています。
しかもパステルカラーで統一し、半袖&ショーパンで面積も少ないので、全然うるさくありません。
帽子や靴が白なのもポイントですね。上級者恐るべしです!!
ここまでバランスに気を使えれば、上下とも派手色のコーデでも良いと思います。
ちなみに、私は自信ありません。笑
NG例③ 「柄+柄」も(ナシではないが)難しい
同様の理由で、上下柄モノというのもやめておいた方が良いと思います。
パンツの色味できちんとバランスとっていて、これはこれで良いと思います。
ただ個人的には「もうちょっと大人しくても……」と感じます。
こちらは先ほどの上級者の方です。
確かにソックス、靴とも控えめでバランスはとってます。
ただ、上下の柄の主張が強いので、個人的にはもう少し抑えた方が良いかな、と感じてしまいます。
一方、似たようなコーデなのに、こちら↓はアリだと感じるわけですが、
これが成り立っているのは、(可愛いから……ではなく)半袖&スカートで肌を見せる量が多くバランスがとれているから、です。
こちらなんかも「柄+柄」ですが、ピンクというテーマを感じる&腕と足をしっかり出しているので、絶妙にバランスが取れてます。
また、どちらか片方だけであれば、柄モノも積極的に取り入れるべきです。
「柄+無地」というパターンです。
モノトーンチックでちょっと地味なので、ドライバーが赤とかピンクで丁度かも。
「白(ベージュ)+チェックのパンツ」で非常にダンディです。
ハンチング帽が似合うのは、渋い年齢の特権ですね。
なんとなく、「バランス」が分かってきた気がする!
……ということで色々と見てきましたが、今回、最も覚えておいていただきたいのは、結局ゴルフ場では「白+派手」がテッパン&王道だということです。
- 「白+派手色」 とにかくこれに尽きる!!
難しいコーディネートのバランスを考えるのが苦手な人は、まず白シャツ&白パンツを買っておきましょう。
これさえ買っておけば、あとは適当に合わせるだけで何とかなります。
買ってくる!!
ゴルフ場で埋もれやすい色
ゴルフ場は普通、見渡す限りの緑色です。
なので、「緑っぽい」色のウェアは基本ゴルフ場に埋もれてしまいます。
「緑っぽい」って、具体的には何色のこと?
そうだね、このへんの色かな
左から緑、黄色、水色
冒頭で見た「色相環」が参考になります
これらのウェアは、お店で選んでいるときは派手でも、ゴルフ場に行くと埋もれてしまう場面があります。
もちろん、ド派手なだけがカジュアルではないですし、ゴルフ場内にも深い緑薄い緑様々あるので、場所によって見え方も変わります。
なので、決してNGではありませんし、そこまで気にする必要もありませんが、覚えておいて損はないでしょう。
なんか、次のラウンドはオシャレできそうな気がする!
これ書いたやつマジでセンスがねえ