はぁ……
お、浮かない顔してどうしたの?
ボク、私服は黒が好きなんで、ゴルフウェアも黒が良いんですけど
似合わない?
そうなんです、なぜかしっくりこなくて
私服ではそれなりにオシャレなつもりなんですが……
という悩みを持っている人は多いかもしれません。
結論から言うと、
ゴルフ場で黒は似合わないのでやめてください
ということになります。
元も子もない発言ですが、これが真実です
なぜ、ゴルフ場で黒のウェアは似合わないのか。
ザックリ言ってしまうと、
- ゴルフ場は自然にあふれたカジュアルな空間だから、ウェアもカジュアルでないと浮く
- 特に黒(とグレー)は地味すぎて、ゴルフ場で着ると違和感が出る
ということになります。
理由に関しては詳しくまとめた別記事を用意しましたので、気になる方は読んでみてください。
でも、それでも、黒のウェアを着たいんです!
今回は、そんなブラック好きに贈る記事になります。
ゴルフ場で黒のウェアを着こなす方法
色味的に、真緑という「ものすごーくカジュアルな空間」であるゴルフ場で、黒というフォーマルな色を使いこなすのは難しいです。
それでもやろうとするならば、「黒を使いながらも、カジュアル度を高く保つ」という方法しかありません。
これには、次の2つの方法があります
- 白を効果的に使う
- 肌を見せる
いきなりの結論ですが、この2つが正解です。
なので、サクッとこの2つの方法を検討していきたいのですが、その前に、
黒のゴルフコーデって、本当に難しいの?
という人のために、黒(グレー)を使ったゴルフコーデの難しさを実例で見ていきましょう。
「基本は厳しい」という認識を持つ
黒やグレーをベースにしたコーデは、カラフルでナチュラルなゴルフ場にはどうしてもなじみません。
まずはその事実を実例で見ていきます。
※各画像は主にWEARというコーディネートサイトで公開されているものを引用しています
『WEAR』というコーディネートサイトに自ら投稿しているくらいですから、みなさん普段は非常にオシャレなはずですが、黒やグレーというのはやはり難しい。
特に最後の方など、かなりのオシャレ好きだと思いますが、「ゴルフ場での黒」はそれほどハードルが高いのです。
それでも黒を使いこなしたい!
この問題を突破するには先ほど述べた2つの方法しかありません。
- 白を効果的に使う
- 肌を見せる
それぞれ見ていきましょう。
黒コーデの方法① 白を効果的に使う
ゴルフ場での白は万能色です。
トップかボトムに白を使っておけば、もう片方の色は何色が来ても大丈夫です。
赤や青、ピンクといった派手色が簡単ですが、使い方を間違えなければ黒でも大丈夫。
私服でとりあえず黒を使っておけば間違いないのに似てますね
「白×黒」の実例を見てみましょう。
ほぼモノトーンですが、白の割合が多めなので全然重く見えないですね。
アーガイルと言えばブリティッシュトラッドですが、派手な柄という意味では十分カジュアル要素です。
このおかげで重くなりすぎていません。
上中下と色を抜くことで、全身ほぼ黒なのに、そこまで重く見えません。
(ちょっと重いけど)
特にスカートの抜け具合が最高です。
ただし、これができるのはスカートを使える女性だけです。
黒コーデの方法② 肌を見せる
ここまでは「白×黒」を見てきました。
黒の重さを白で緩和するという方法です。
この白と同じ役割を、実は自分の肌も果たすことができます。
肌はもちろん「カジュアル要素」ですからね
では、具体的に見ていきます。
こちらは全身ブラックですが、肌見せが多いので十分アリです。
そしてやはり帽子と靴は白。
しっかりとバランスがとれています。
こちらも悪くないですが、夏にこれだと見た目がちょっと暑い。
ただ膝下が見えている分、成り立ってはいます(ロングパンツなら完全×)。
アンダーアーマーの色を変えるか、脱いでブレスレットやアンクレットで色を差すのが正攻法でしょうか。
- 白も使って軽くする
- 肌を見せて軽くする
とにかくゴルフ場に「重さ」は要らないわけですね
「白×黒」「肌×黒」ゴルフコーデの注意点
さて、黒のゴルフウェアを着こなすための2つの方法を見てきました。
- 白を効果的に使う
- 肌を見せる
基本的にはこのポイントを守れば良いわけですが、それでもミスる可能性があります。
ここでは、3つの注意点を紹介します
注意点①:キメすぎない
「白と黒」というのは、少し間違えるといわゆる「ドレッシー」な状態になりすぎる可能性を秘めています。
ウェアを店で選んでいるときは、
お、この黒シャツかっこいいな……!
となるわけですが、ゴルフ場はあくまでカジュアルな場。
完全に浮いてしまった……
とならないように、気をつけましょう
注意点②:地味にしすぎない
そうかそうか、白と黒を使えば良いんだな
冒険は怖いから、いつもみたいに無地系で合わせよう
と考えると結局、逆に浮きます。
無地の白と無地の黒というのは、私服では無難にまとめることができますが、ゴルフコーデの場合は、逆に浮きます(二度目)。
白や黒を使う場合でも
- チェック
- ドット
- ボーダー
- ストライプ
- アーガイル
- ペイズリー
- ボタニカル
- カモフラージュ
- グラデーション
- モノグラム
などの柄モノを使うように心がけましょう。
注意点③:バランスを間違えない
上の2つの画像はキメすぎていませんし、地味すぎでもないです。
しかし、どうにもしっくりこない(特にボーダーパンツの方)。
白と黒でカジュアルを表現するのは、絶妙なバランス感覚が必要ということです
具体的に見ていきます
このコーデは、黒の分量が多いのもありますが、さすがにパンツの個性が強すぎて違和感があります。
柄の面積はあくまで控えめに!
この良い例2つは、見事に柄の面積おさえめです
先ほどの画像と比べると柄も控えめ、肌量も多くて良い感じではあります。
あとは、微妙なバランスの問題です。
個人的には、グローブを「白×ピンク」にするだけで、だいぶしっくりくると思います。
- キメすぎない
- 地味にしすぎない
- バランスを間違えない
簡単じゃないけど、挑みがいがあります!
本当は、派手な色に頼るのが一番簡単だからね。笑
おまけ:メンズのゴルフウェアの合わせ方は、レディースより難しい
記事の途中で出てきましたこのコーディネート。
上でもチラリと書きましたが、この着こなしは「物理的に」女性しかできません。
コーディネートの構成要素が
- トップス
- ボトムス
の2層しかない男性と違い、女性は
- トップス
- ボトムス(スカート)
- ソックス(レギンス)
の3層(レッグウォーマーまで入れれば4層)あるからです(男性も無理やり「ハーフパンツ+タイツ」はできますが、それは除く)。
男子は2層
3層あれば、単純にカジュアル要素も増やしやすいですし、面積のコントロールが効くのでバランスもとりやすいです。
2層しかなければ当然この逆。
つまり、ただでさえ女性の方がオシャレなのに、男性の方が難易度が高いというのが、ゴルフコーデの悩ましい点なのです。
夏以外の時期、男性のボトムスは基本的にロングパンツ一択です。
つまり、体の面積の半分を、基本的に1色で占められてしまうわけです。
ここが、男性のゴルフウェア選びのキモ……
と言っても良いかもしれません
もちろんこれに対応する手段は色々あります。
方法①
バイカラーのシャツで「3層」を作る
方法②
トップスの色をレイヤードで増やす
方法③
柄のパンツ使う
(ただし派手すぎないやつ)
「このような手段をいかに見つけられるか」というのが男性ゴルファーがサマになる格好ができるかどうかの境目だと、私は思います。
精進します!
と言いながら、僕自身もすぐ単調になっちゃうんだよね(苦笑)