コラム

上級者に見せるためのテクニックを10個紹介しますので、ぜひ皆さん雰囲気シングルを目指しましょう

こんにちは、NKです。

今日はゴルフの魅力についてのコラムです(どうぞ寛容な心でお読みください)。

ゴルフの魅力の1つに、「雰囲気を出すタイミングが多い」というものがあると思います。

例えば、ちょっと良いレストランで赤ワインを飲んだときに

雰囲気出し男

うん、タンニンがしっかり効いてますね

と言えれば、それはもう完全に雰囲気を出せてますし、

経済ニュースが流れたときに

雰囲気出し男

これでFOMCの流れが変わってくれれば良いんだけど……

なんて言えれば、内容なんて1ミリも分かってなくても大丈夫です。笑

それと同じような、「雰囲気が出せる場面」をラウンド中から探していこう、というのが、このコラムの目的です。

初心者の女性とラウンドした際に「わ~、○○さんって、ゴルフお詳しいんですね!」と言ってもらえること請け合い!

(と言いたいが、実際は「面倒くさい人」と思われるでしょう。笑)

ラウンドスタート前に

スティンプメーターとコンパクションを確認しておく

出典:http://www.golf72kotu.com/data/stimpmeter.html

ゴルフ場に行くと、大体こういうやつ↑が置いてありますが、まず大切なのは、スティンプメーター(グリーンの速さ)です。

と言っても、何フィートだとどれくらい速いのか、よく分からない方も多いと思います。

でも大丈夫。覚える数字は1つだけ。それは【9が普通】ということです。これだけで十分「使え」ます。

まず、スティンプメーターを確認したら、「ま、こんなもんか(8台の時)」「うん、まずまずだな(9台の時)」とつぶやきましょう。

あとは練習グリーンで何球か打った後に、例えばオーバーしがちなら

雰囲気出し男

9フィートよりも転がる気がするなぁ

などと付け加えておけば完璧です。

え、9が覚えにくい? 大丈夫、ゴルフは「9ホール」のスポーツですよ。

ちなみに、覚えなくていいですが参考程度に、

  • 14フィート:世界でも超高速グリーン
  • 13フィート:プロでも高速グリーン
  • 12フィート:男子プロレベル
  • 11フィート:女子プロレベル
  • 10フィート:クラチャンレベル
  • 9フィート:大体こんなもん
  • 8フィート:ちょっと遅め
  • 7フィート:おそ……

続いてコンパクション(グリーンの硬さ)ですが、これがやっかいです。

なぜあなたがコンパクションをいつまで経ってもなかなか覚えられないのか(決めつけ)というと、それは単位が2つあるからです。

詳細な説明は省きますが、「kg/㎠(N/㎠)」と「mm」の2種類が存在しています。

なので、あるゴルフ場では「10」だったのが、翌週の違うゴルフ場では「20」だった、ということが起こるのです。

つまり、コンパクションは覚えなくていいということになります。笑

とりあえず「9」とかの数字だけ見ておいて、朝イチのアプローチで思ったようにスピンがかからなかったとき、「んー、これで9か……」などと意味深な感じで口にしておく。

これができれば、あなたも立派な雰囲気シングルです。

しかし、コンパクションに関して、何か目安となるような基準の数値が欲しいという方もいるでしょう。個人的には

  • 「kg/㎠」の方は9が普通(スティンプメーターと同じで覚えやすい!)
  • 「mm」は、「22.5」が「kg/㎠」でいうところの「9」に相当する

という感じの、ザックリ理解でよろしいかと。

「22.5」が覚えにくいですね。「2+2+5=9」で覚えましょう。

「22.5mmにとっての±0.5mm」と「9kg/㎠にとっての±1kg/㎠」が大体イコールです。厳密には違いますが、これ以上を求める人は、すでに自分なりの基準があるゴルファーだと思いますので大丈夫です。笑

スティンプメーターとコンパクションに関して注意しておきたいのは、計測しているのは基本的に朝イチだということです。

その後、乾燥が強まったり湿度が上がったり、当然グリーンコンディションは変化しますので、特に昼食後など「あれ、これで本当に10フィートか~?」などと口にしないようにしましょう。

ティーイングエリアで

IPと言う

フェアウェイの真ん中に、いわゆる「吹き流し」や「ゼブラポール」が立っていることがあると思います。

これをそのまま「吹き流しまで230ヤードね」などと言ってはいけません。

あの吹き流しのある場所ことをIP(アイピー)と言います。

自分が打つ前に、さりげなく

雰囲気出し男

IPの右に落としたいな……(ボソッ)

などと言って、ダブルでハッタリをかましましょう。

ちなみにIPは「インタークロスセクションポイント」の略です。

聞かれたとき用に、ここまで言えるようにしておきたいところです。

芝をむしって風を確認する

「風をきちんと確認する」という意味において、アスリートゴルファーであれば、芝はむしろ毎ホールむしっても良いくらいですが、我々雰囲気出しゴルファーはここぞという場面でやりましょう。

特にパー3で、芝の流れる方向と、ピンフラッグの風向きが違えばしめたもの。

雰囲気出し男

巻いてるな

と一言だけ口にしましょう。

ちなみに、もちろん2打目地点でやっても良いのですが、誰も見ていない可能性が高いのでオススメしません。

(2打目以降でやる場合は、ライの改善にならないようにだけお気を付けください)

ライン出し目で

パー3で使える技術をもうひとつ。

これも風が吹いている場面に限りますが、特に簡単です。

打つ前に、

雰囲気出し男

ちょっとラインを出していこうかな

と言うだけです。

あとは普通に打ってください。

ええ、普通に打てばいいんです。

練習していないなら、むしろラインは出さないでください。

これで、もしオンすれば儲けもの。

風に負けて流されたとしても

雰囲気出し男

うーん、思ったより上がっちゃったな

と言っておけば万事解決です。

2打目地点で

「噛む」を使う

2打目以降は、むしろラフに入ってくれた方が雰囲気が出しやすいです。

そういう意味では、ラフに入ったことにむしろ感謝しながらプレーしましょう。

まず、ありがちなのがラフからの2打目をシンプルにミスる、というパターンです。

ちょっと足りない、少し開いてしまった、こんな場合は

雰囲気出し男

あ、ちょっと噛んだな

と言ってみましょう。

あなたがミスった場合でも、なぜか「芝が勝手にクラブの間に入ってきた」という「僕、悪くないもん」感が出せます。

抜けが悪いと言う

しかし、アマチュアの場合、ほぼ確実にラフでは大なり小なりミスをしてしまいます。

そこで毎回毎回「噛んだ」と言っていては説得力がなくなってしまいます。

そこで便利な表現が、

雰囲気出し男

今のは抜けが悪かったな

になります。

この表現の一番良いところは、「悪いのは抜けであって、私ではない」という要素を、はじめから持ってくれているという点です。笑

フライヤーを計算に入れる

しかし、それでも表現が足りないくらいミスが出ている場合はどうするか。

そうです、あらかじめ雰囲気を作っておきましょう。

どうすれば良いかというと、打つ前に

雰囲気出し男

フライヤーしそうだな……

と(意味深に)一言発しておくだけです。

これさえ言っておけば、もうどっちに転んでも大丈夫です。

もし、

  • ショットがオーバーしたら「うわ、やっぱり!」
  • ショートしたら「読みすぎたか!」

と言うだけで、フライヤーは予想していたけど思ったよりさらに手強いラフだった、という印象を与えることができます。

グリーン上で

ハイサイド、アマサイド

パッティングのとき、

  • カップより高い位置を「プロサイド」「ハイサイド」
  • カップより低い位置を「アマサイド」「ローサイド」

と言います。

もしパットが入らず高い位置に残ってしまった場合は、

雰囲気出し男

んー、ハイサイドか

と言っておきましょう。

これにより、「自分はしっかりラインを読んでいたけど、むしろグリーンが大したことなかった」「しっかり読んだのに下りのパットが残った」というようなことを言外に伝えることができます。

この際「プロサイド」と言ってしまうといやらしさが出てしまうので、ハイサイドと言っておきましょう。

パットが低い位置に残った場合はアマサイドの出番です。

雰囲気出し男

うわ、アマサイドか~

と少し嬉しそうに言ってみましょう。

これは「うわ、アマサイドか~(俺もイッパシのゴルファーではあるけど、アマサイドに残しちゃうなんてまだまだアマチュアだな~)」という意味になります。

なので、このニュアンスを醸し出すために、「ローサイド」は使わないようにしましょう。

グリーンが高麗芝で、入りそうなパットを外した場合

高麗のグリーンがあまりないので出番は少なめですが、非常に便利です。

入りそうな距離のパットを外した時に

雰囲気出し男

んー、高麗良いね~

と高麗芝を褒めてあげましょう。

この方法で「ベントだったら入ってたけど、高麗のクセの強さをしっかり受け入れてあげられる上級プレイヤーな自分」を演出できます。

ちょっとした小ネタとして

ウッズの本名

「タイガー・ウッズ」は実は元々本名ではありません。

彼の本名は「エルドリック・ウッズ」と言い、「タイガー」は子供の頃に父親がつけてくれたニックネームでした。

しかし、タイガー自身とても気に入っていたこともあり、初めてツアー優勝を果たした1996年に、正式なミドルネームとして改名申請したのです。

……という話を、ラウンド中のどこかで出したいところですが、自分から話を振ってはいけません。

あくまで自然にタイガーの話題になるまで待ちましょう。

話題がたまたまタイガーだったから数ある知識の中からこれを出した、という雰囲気を作ることが大切です。

ということで、雰囲気ゴルファーになるための10ポイントをお伝えしました。

今後のコラムが心配になる感じでしたが、いかがだったでしょうか。

是非皆さんも雰囲気シングルを目指して、次回もラウンドに繰り出してもらえればと思います。笑

雰囲気出し男

雰囲気出して行きましょう!

POSTED COMMENT

  1. くむくむ より:

    めっちゃ笑いました(・∀・)

    • 管理人NK より:

      くむくむ様

      コメントありがとうございます!

      この記事は初期の問題作として、1人でも笑ってもらえればハッピーと思って書きましたが、ついにコメントを頂けました(;∀;)ウレシ

      ぜひ互いに(同伴者に嫌がられない程度に)雰囲気を出していきましょう!

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