グリップって、結局どうやって握ったら良いの?
と悩むゴルファーは少なくないと思います。
なぜこのような迷いが生まれるのかと言うと、
握り方が多すぎて、全容がつかめないから
ということになります。
確かに、オーバーラッピングとかストロンググリップとか、何をどう選べば良いの?って感じ……
今回の記事はそんな疑問にお答えする内容となっています。
3×3×2×2=36通りのグリップ
「縦振りや横振り」「手打ちや体打ち」といった、人によって解釈が全く異なるようなものとは違い、グリップというのは事実ベースで厳密に分類することが可能です。
それが以下の「3×3×2×2=36通り」という考え方です。
- オーバーラッピング、インターロッキング、テンフィンガー(3種類)
- スクエア、ストロング、ウィーク(3種類)
- ショートサム、ロングサム(2種類)
- フィンガー、パーム(2種類)
これらの掛け合わせによって36通りのグリップができあがります
この中から「自分の感覚」や「やりたいスイング」と対話しながら、最適なグリップを見つけるというのが、理想のグリップを探すために必要となってきます。
36通りの握りのどれを選んでも「正しいスイング」自体は習得可能です。
ただし、自分のやりたいスイングとグリップが違う場合はかなり苦労することになります
100人いれば100通りの手の形がありますので、絶対的にこれが正解という握りはありません。
固定観念にとらわれすぎず、色々と試してほしいと思います。
グリップを選ぶ基準をどう考えるか
ゴルフにおいて最も重要なことのひとつは、
防げたはずのミスをしない
ということだと、個人的には思います。
例えば、
スイングは良かったのにグリップが少し滑ったせいで微妙に開いちゃった
というのは当然「防げたミス」だとして、
握りに若干違和感があったので軽くダフってしまい、グリーンに届きませんでした
というのも「防げたミス」です。
つまり、グリップにおいて前提となる考え方は
あなたが違和感なくしっかり握れるか
=手とグリップの接点が多くきちんと固定されているか
そしてそれがしっくりきているか
ということです。つまり、
- 「この握りの方がつかまりやすい」
- 「少しでも飛距離を出すために」
といった考えを第一義に持ってくるべきではないのです。
逆に言うと、これさえ守れていれば、紹介した36通りのうち、どのグリップでも正しく打つことができます。
グリップごとに求められる体の使い方やハンドアクションは微妙に違いますが、本質的に優劣はありません。
本当は36通り以上の握り方がある?
先ほど紹介した、
- オーバーラッピング、インターロッキング、テンフィンガー(3種類)
- スクエア、ストロング、ウィーク(3種類)
- ショートサム、ロングサム(2種類)
- フィンガー、パーム(2種類)
3×3×2×2=36通り
のグリップですが、実はここに載っていない握り方も存在はしています。
例えば、「左手ショート、右手ロング」や「セミパーム」、「ダブルインターロッキング」といったような握りです
そもそも「ショートサムとロングサムのちょうど真ん中はどうなんだ」という話もありますし、「超フィンガーとちょっとフィンガーだって別物だ」という話もあります。
そういう意味では「グリップは無限に存在する」と言ってしまった方が正しいのかもしれません。
しかし、それでは実態をつかむことが極めて難しくなってしまいます。
あくまで「基本」として、36通りを理解するのが良いでしょう
36通りの特徴が理解できれば、例外的なグリップについても、メリットデメリットを自分の頭で判断できるようになります
それぞれのグリップの特徴や相性の良いスイングについては以下の記事でまとめました。
是非、読んでいただければと思います!