世の中には本当に多くのゴルフレッスン・アドバイスがあります。
しかしあなたは、
- それが事実なのか
- それとも、その人の感覚なのか
区別がつきますか?
例えば、よくありがちな以下のアドバイスのうち、どれが事実でどれが感覚でしょうか
- ドライバーのアドレスは「右に6、左に4」の重心配分がベスト
- アドレスと比べ、トップの方が頭の位置が低いプロも何人もいる
- バックスイングは右の股関節を使ってパワーをためる
- インパクトの時、右肩はトップの時より低くなる
- ダウンスイングで右肩を落とすように振る
どうでしょう。分かりましたか?
正解は……
奇数(1,3,5)が感覚
偶数(2,4)が事実
です。
正解できたでしょうか?
ゴルフのレッスンやアドバイスを受けたときに大切なことは、
それが事実なのか、その人の感覚なのか
を冷静に判断することです。
ここを間違えると、「その人が、感覚で勝手に言っているだけのこと」を事実と勘違いしてしまいます。
本当に大切なのは「自分の頭が、手が、腰が、各パーツが、どのタイミングで、どの位置にあれば良いのか」を正確に知ることです。
これについては長くなるので、後ほど説明します
先に、先ほどの問題の答え合わせをしていきましょう!
1. ドライバーのセットアップは「右に6、左に4」の重心配分がベスト(=感覚)
1は分かりやすいと思います。
まず「6:4」というのが個人のイメージの問題ですし、それがベストかどうかも人によって違うでしょう。
もし、体重配分に関してベスト(ベター)な正解を知りたいのであれば、PGAのプロ100人を最新センサーの体重計に乗せて、その平均をとるくらいしかありませんが、アマチュアには無理です。
2. アドレスの時と比べ、トップの時の頭の位置の方が低いプロも何人もいる(=事実)
2は、調べたことがなければ、事実かどうかパッとは分からないでしょう。
しかし裏を返せば、調べれば確実に分かる話です。見てみましょう。
ジャスティン・トーマス
ダスティン・ジョンソン
もうお分かりですね!
頭が下がるプロは確実に(複数)存在しています。
なので、頭の位置が下がることは、限度はありますが、絶対悪ではないということです。
ちなみに、もちろん頭が下がらないプロもいます。
セルヒオ・ガルシア
3. バックスイングは右の股関節を使ってパワーをためる(=感覚)
3は一見事実っぽいです。
しかし、よく考えるとどうでしょう?
- まず「股関節を使う」というのは抽象的な表現で、本当に股関節を使っているかが不明です
- 人によっては上半身を切り上げるイメージかもしれませんし、左半身を回してくるイメージかもしれません
- さらに、仮に「股関節を使う」ことが正しかったとしても、どう使うかは個人の感覚に依存してしまいます
- そして「パワーをためる」の方は完全に主観で、計測のしようがありません
とまあ、これくらいは挙げられるワケです
バックスイングで事実と言えるのは、
レキシー・トンプソン
- シャフトが地面と平行の時、ヘッドと手が重なるあたりの位置にある
- 右膝が伸びて左膝が前に出る形で腰が「この程度」回っている
- ヘッドは閉じている(分度器を持ってくれば角度も測れます)
例えば↑のようなものになります。
ただし、この事実もレキシーに限ったものです
普遍性があるかは他の多くのスイングと比べる必要があります
そして、もうお分かりの通り、この画像から「股関節を使っているか」「股関節にパワーをためているか」は分かりません。
これは「股関節を意識してバックスイングすることが間違っている」という主張ではありません。
感覚は人によって違うので「合わない感覚は勇気をもって捨ててほしい」という主張です。
個人的には、股関節を意識しながらスイングするとハンドアクションや上半身の動きがおろそかになるので、この考え方は捨てています。
4. インパクトの時、右肩はトップの時より低くなる(=事実)
これは恐らく正解率高めと思いますが、事実です。
一応確認しましょう
リッキー・ファウラー
ブルックス・ケプカ
問題はこの次です。
5. ダウンスイングで右肩を落とすように振る(=感覚)
ゴルフは本当に「コレ」に気を付けてください
この手の「感覚と事実の境界が非常にあいまい」なアドバイスを自分の中でどう消化できるかが、上達の分かれ目とも言えます。
4が事実である以上、一見、5も事実に見えます。
しかし、本当に「落とすように」振っているかは別問題です。
人によっては腰を回しているだけかもしれませんし、左半身しか意識しない方が上手くいく人もいるかもしれません。
ただの言葉遊びに聞こえるかもしれませんが、この差を意識できるかどうかで、
- ハンドファーストに打てるかどうか、
- さらにその後のスコアの伸び、
- スイングが狂ったときに自分で直せるか、
というところが決まってきます。
本当に大切なのは「自分の頭が、手が、腰が、各パーツが、どのタイミングで、どの位置にあれば良いのか」を正確に知ること
さてここまで
- 感覚と事実の違い
- その見極め方
について見てきました。
ある人の感覚に過ぎないものを「事実」と勘違いすると、ゴルフの成長は圧倒的に遅くなります(というかむしろ退化します)
では、どうすれば「事実のみ」を正確に拾ってくることができるのでしょうか。
私がやったのはスイングを各工程に分けて、 徹底的に「ガワ」、つまり目に見える外側の部分を洗い出していく、という作業でした。
具体的には、
において、「頭の位置や手の位置」「腰の位置」「クラブの動き」などがどうなっているかを事実ベースで確認していった、ということです。
具体的にはこんな感じ。
ザック・ジョンソン
※私がこの分析を始めたとき、スイングを「P1~P10」に分割して解析するという手法があることを知りませんでした。上述の6,7ポイントでもハンドファーストまで持っていけますが、「P1~P10分析」を使った方が万全です。私も今はそうしています。
「P1~P10分析」の詳しい方法はこちらの記事にまとめました
→『ゴルフスイングの分析方法を整理する』
とにかく、この【補助線を引く】という作業が極めて重要です。
漫然とスロー動画や連続写真を見ているだけでは、決して上達しません!
補助線を引くことで初めて、「あ、頭はトップからインパクトに向けて下がってるんだな」とか「ハンドファーストの度合いは、ドライバーでもこれくらいか」といったことが視覚的に分かります。
これを「正面」「後方」とも10人ずつくらい(ドライバー、アイアン半々)やると、PGAプロたちの共通項と個性(動きの許容範囲)が見えてきます。
それが分かったところで初めて、自分のスロー動画も同じように補助線を引いて、トッププロとの違いを確認していくわけです。
くどいようですが、最後にあらためて言います。
「コンパクトなスイング」とか「コックは意識せず」とか「背骨を中心に」とか、これらは全て感覚論にすぎません。
事実としてそれぞれ
- クラブがどこまで上がっていて
- 右脇はどれくらい締まっていて
- シャフトの角度はこれくらい
- 頭の上下動がこの範疇で
といったものがどうなっているかを調べることが、極めて重要になります。
徹底的に「ガワ」を洗い出すしかないのです!
ご担当者様
お世話になっております。
ゴーストグループの松原と申します。
この度キャロウェイ様の代理として、アフィリエイトプログラムに関してご連絡させていただきました。
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参加いただいている各パートナー様は、CVRも高く売上2倍以上に伸びている状況でございます。
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※今回のご連絡はアフィリエイトプログラムへ不参加のパートナー様のみにご連絡させていただいております。
ご不明点など御座いましたら、連絡いただければ幸いです。
ご確認のほど、よろしくお願い致します。